Tableau(タブロー)FAQ
- 本Q&Aの内容は2022年4月現在のTableauの最新バージョン、情報に基づいて構成しています。
閲覧時点においては内容に変更が生じている可能性があります。
- 全体
- Tableau Desktop
- Tableau Prep Builder / Tableau Prep Conductor
- Tableau Reader
- Tableau Server / Tableau Cloud
全体
- Tableauとは何ですか?
- Tableauは使い勝手に優れたセルフサービスBI型のビジュアル分析ツールです。
詳しくはTableauによるBIソリューションのページをご確認ください。 - Tableauの読み方は?
- Tableauはタブローと読みます。フランス語で絵やテーブル、表という意味をもちます。アクセントは頭にあります。
- Tableauで一旦作った分析は、データを更新すれば、あわせて更新されますか?
- データの更新にあわせて分析を自動的に更新するようにもできますし、更新しないようにもできます。分析がデータソースにライブ接続されている場合には、データソースが更新されれば分析も更新されます。分析がデータ抽出を参照している場合には、参照先のデータ抽出を更新しない限り分析は更新されません。データ抽出の更新はTableau Desktopでは手動で、Tableau Server / Tableau Cloudではスケジュールに従って自動で行います。Tableau Readerが用いるパッケージドワークブック(.twbx)はデータを内包しているので更新は行われず、新たなデータを参照するためにはパッケージドワークブック(.twbx)を作り直す必要があります。
- Tableauは印刷に対応していますか?
- はい、Tableauはシンプルな印刷に対応しています。A4やA3サイズのダッシュボードを作成し、それを印刷することで紙のサイズに応じた出力を得ることもできます。ただし、Tableauの分析は画面での閲覧を想定しており、印刷に最適化したものではありません。
- Tableauの分析を会議で参照する良い方法はありますか?
- 高輝度・高精細なシャープの電子黒板 BIG PAD ご利用をおすすめします。
- 教育関係者はTableauが無償で使えると聞いたのですが。
- 認可校の学生および教員の方には、無償でTableauが利用できるアカデミックプログラム が用意されています。アカデミックプログラムの適用は「教育」及び「非営利の学術研究」に限定されており、それ以外の利用(たとえば校務やIR、営利目的の学術研究)には割安なアカデミックライセンスをご購入ください。
- Tableauのライセンス体系について教えてください。
- Tableauのライセンスはユーザー単位・年額課金の「サブスクリプションライセンス」となります。サブスクリプションライセンスは保守を含む1年間の使用権であり、利用を継続するためには毎年更新する必要があります。
利用できる機能に応じてTableau Creator, Tableau Explorer, Tableau Viewerの3つのライセンスがあり、Tableau Server(オンプレミスまたはパブリッククラウド)とTableau Cloud (Tableauによるホスティング)のどちらを利用するかによって価格が異なります(購入時選択)。
分析の作成を行うTableau Desktop、データの準備を行うTableau Prep Builderの2つのデスクトップアプリケーションを利用するにはTableau Creatorライセンスが必要になります。Tableauの新規利用時には必ずTableau Creatorライセンス1本以上の購入が必要です。
Tableau Creator, Tableau Explorer, Tableau Viewerともに分析の共有を行うプラットフォームであるTableau ServerないしTableau Cloudを利用できますが、Tableau Creator, Tableau Explorerがサーバー上で分析の作成や編集ができるのに対し、Tableau Viewerは閲覧のみしかできません。 - Tableauのユーザーライセンスを、他者に移行することは可能でしょうか?
- はい、TableauのユーザーはTableau ServerもしくはTableau Cloudのユーザー管理において、有効なライセンス数の範囲内で追加・削除が行なえます。ただし、複数人利用が可能になるような頻度でユーザーを切り替えることは許可されていません。
- Tableauの保守にはどのような利点がありますか?
- Tableau保守のメリットは、バージョンアップが無償となるという点です。Tableauは3-4ヶ月に1度のバージョンアップを通して機能・使い勝手の改善を継続しています(リリースノート )。また、日本語によるテクニカルサポートの利用、カスタマーポータルによるユーザー管理も保守のメリットになります。
- Tableauのテクニカルサポートに使い方を聞くことはできますか?
- はい、Tableauのテクニカルサポートでは不具合のお問い合わせだけではなく、使い方のお問い合わせも承ります。「こういうグラフを作りたいのだけどどうすれば良いですか」といった質問も対応されます。こうした丁寧なテクニカルサポートもTableauの大きなメリットです。ただし、サポート側において一定の時間内(おおよそ1時間)に回答が準備できないような高度な質問等については対応できない場合もあります。
- Tableauをクライアント先に提案したいのですが。
- Tableauは当社を経由しての再再販が認められない商材となります。Tableauに関しては当社から直接エンドユーザー様に販売する商流となりますことにご留意ください。
- Tableauには認定資格がありますか?
- はい、DesktopとServerに別れた公式の認定資格があります(Tableau認定資格)。難易度別に3つのランクがあり、SPECIALISTは初心者向け、DATA ANALYSTはビジネスユーザ向け、CERTIFIED ASSOCIATEは上級者の専門家向けとなります。通常のビジネスユースであればDATA ANALYSTの取得を目指されるのが良いでしょう。
- Tableauの試用は行えますか?
- はい、Tableau Desktop / Tableau Prep Builder / Tableau Server / Tableau Cloudの全機能が2週間無料でご試用になれます。無料トライアルダウンロードページ からTableau Desktop / Tableau Prep Builder / Tableau Serverをダウンロードしてお試しください。
課題は解決しましたか?
解決しない場合はお気軽にお問い合わせください。
Tableau Desktop
- Tableau Desktopでは何ができますか?
- Tableau Desktopでは、様々なデータソースに接続し、分析を作成・編集・閲覧できます。地図を含む多くのビジュアル表現が可能で、ドラッグアンドドロップを主体としたマウス操作で素早く分析を作成できます。
- Tableauで扱えるグラフには何がありますか?
- 棒グラフ、折れ線グラフ、階段グラフ、二重軸グラフ、エリアチャート、円グラフ、テキストテーブル、ヒートマップ、ツリーマップ、散布図、ヒストグラム、箱ひげ図、ガントビュー、ブレットグラフ、記号マップ、色塗りマップ、密度マップなどが利用できます。
- Tableauで3Dのグラフ表現はできますか?
- いいえ、Tableauは3D表現を行いません。3D表現は遠近により知覚に誤解を生じさせる恐れがあるためです。Tableauは2Dのグラフ表現や色、サイズなどにより、情報を誤解なく素早く把握することを可能にします。
- Tableau DesktopにはETL(Extract / Transform / Load)機能はありますか?
- いいえ、TableauにはETL機能はありません。ただし、データ準備ツールであるTableau Prep Builderを使うことで、データの結合、形式変換、クリーニングなどの作業をスムーズに行えます。
初心者用テキスト「はじめてのTableau Prep」を配付 しているのでご活用ください。 - TableauでABC分析、RFM分析、バスケット分析などを行うことはできますか?
- プリセットとしては用意されていませんが、そのような分析を構築することは可能です。
- Tableauでデータの予想はできますか?
- はい、Tableauでは時系列データに対して指数平滑法(exponential smoothing)を用いた予想を表示することが可能です。さらに予測モデリング関数を用いてモデルを視覚化することもできます。また、RやPythonと連携させれば独自のモデルにより予想を導出しTableauで視覚化することも可能です。
- Tableauで千円表示、百万円表示はできますか?
- TableauではK、M、G、Bなどの接頭辞を用いて数値を表示することができますが、日本語で千や百万と自動的に表示させることはできません。たとえば12百万円は¥12Mと表示されます。数値形式の指定においてカスタムを選択するとExcelスタイル数値コード による指定ができるので、”#,##0,千円”や”#,##0,,百万円”と指定することで千円表示、百万円表示ができます。
- Tableauで会計年度表示はできますか?
- はい、Tableauは会計年度表示に対応しており、会計年度の開始月は任意に変更することができます(月の途中で年度が変わる場合には、独自にカレンダーを定義する必要があります)。ただし、日本で一般的に使われる年度は同じ年数の暦年に開始しますが、Tableauが採用している米国基準では前年に開始するので1年のずれが生じます。そのため、“計算フィールド”を用いて調整を行う必要があります。
- Tableauで前年同月、同週、同曜、同日比較はできますか?
- はい、可能です。同月や同日比較はプリセットされた”簡易表計算”を使うことで簡単にできますが、同週や同曜は基準により異なる場合があるため、“計算フィールド”を用いて独自にロジックを組む必要があります。また、週ベースのISO-8601カレンダーにも対応しています。
- Tableauでドリルアップやドリルダウンは可能ですか?
- はい、データ間に“階層”を作成することにより、階層間のドリルアップ / ダウンが可能になります。たとえば大カテゴリー、中カテゴリー、小カテゴリーなどを切り替えて分析を見ることができます。
- Tableauでは地図が使えますか?
- はい、Tableau標準ではOpenStreetMap の地図がインターネット経由で読み込まれて利用されます。任意にズーム・パン可能であり、オープンライセンスのもとで自由に利用できます。また、Web Map Service(WMS)に準拠した地図サービスの地図を読み込むことも可能です。さらにオンライン地図作成・共有サービスであるMapbox にも対応しており、カスタマイズした地図表示にも対応します。シェープファイル(Shapefile)、MapInfo表、KML(Keyhole Markup Language)ファイル、およびGeoJSONファイルの空間ファイルも利用可能です。
- Tableauで任意の地点をマッピング可能ですか?
- はい、緯度・経度の情報があれば、地図上の任意の地点にプロット可能です。Tableauは日本国内では、都道府県、市町村、郵便番号に関しては緯度・経度テーブルを有しているので、それを用いれば緯度・経度を調べなくても、都道府県 / 市町村 / 郵便番号単位でマッピング可能です。
- Tableauでは平面図の上にマッピングすることができますか?
- はい、Tableauは任意の画像を読み込み、その画像座標上にプロットすることが可能なため、フロアマップ等の上に円グラフなどを重ねて表示することが可能です。
- TableauでExcelと同じ帳票を作ることはできますか?
- いいえ、できません。Tableauの帳票作成機能はシンプルなものに限定されます。複雑な表組みや罫線などには対応していません。固定帳票を出力するニーズには他のソリューションのほうが適している場合があります。
- TableauではExcelのような数式を定義することができますか?
- はい、Tableauでは“計算フィールド”と呼ばれる計算式を定義することが可能です。数値、文字列、論理、表計算など様々な関数が用意されており、それらを組み合わせて利用します。
- Tableauでユーザーの入力に従って、動的に更新されるような分析を作成できますか?
- はい、Tableauは任意のデータ項目で“フィルター”を用意することができます。“フィルター”はユーザーがUI(ユーザーインターフェース)で変更可能であり、その設定に応じて分析は動的にフィルターされて表示されます。また、Tableauでは“パラメーター”と呼ばれる数値、文字列などの変数を定義することが可能です。“パラメーター”はユーザーがUIで変更可能であり、“計算フィールド”と連携させることで、動的に値が変わる分析を作成することが可能です。
- Tableau DesktopとRやPythonの連携はできますか?
- はい、TableauはRとの連携機能を有しており、Rに必要なデータを渡し、結果をTableauで描画するといった連携が可能です。また、PythonコードをTableauの分析の中で利用することもできます。
- Tableau Desktopからエクスポートは可能ですか?
- はい、Tableau Desktopからは、Tableauパッケージドワークブック(.twbx)、Power Point、PDF、画像、Excelへのクロス集計にエクスポート可能です。また、任意の選択項目をドリルスルーし、元データをCSV形式でエクスポートすることも可能です。
- Tableau Desktopのライセンスについて教えてください。
- Tableau Desktopが利用できるTableau Creatorライセンスはユーザーライセンスとなり、利用するユーザー1名につき1ライセンスが必要です。年額のサブスクリプションとなるので毎年更新が必要です。また、各ユーザーは主従2台までのパソコンにTableau Desktopをインストールしてご利用になれます。詳細な使用条件は法律やライセンスについて をご確認ください。
- Tableau Desktopを共有のパソコンやクラウドサーバーにインストールして複数人で使うことはできますか?
- いいえ、使えません。Tableau Desktopはユーザーライセンスとなりますので、利用する人数に応じたライセンスを購入する必要があります。共有のパソコンやクラウドサーバーにTableauをインストールすることは可能ですが、利用する人数分のTableau Creatorライセンスを購入ください。詳細な使用条件は法律やライセンスについて をご確認ください。
- Tableau Desktopを複数のパソコンにインストールして使うことは可能でしょうか?
- はい、Tableau Desktopは主となるパソコン以外に、家庭用もしくはモバイル用の従となるパソコンにインストールすることが可能です。その場合も利用者はライセンスを持つ1名である必要があります。詳細な使用条件は法律やライセンスについて をご確認ください。
- Tableau Desktopをインストールするパソコンを別のパソコンに移行することは可能でしょうか?
- はい、移行元のパソコンでライセンスの無効化(ディアクティベーション)を行った後、移行先のパソコンでライセンスの有効化(アクティベーション)を行うことで、ライセンスの移行を行えます。
- Tableau Desktopの動作環境は?
- Tableau Desktopは、64ビット版のWindowsおよびMacで利用可能です。詳細な仕様は、Tableau Desktop 技術仕様 を参照ください。
- Tableau Desktopが扱えるデータソースは何がありますか?
- Tableau Desktopは、Oracle Database、Microsoft SQL Server、PostgreSQL、MySQL、Amazon Redshift、SAP HANA、Teradata、Google Analytics、Cloudera Hadoop Hive、Excel、CSV、Access、JSONなど数百のデータソースを利用可能です(Mac版はWindows版に比べて対応数が少なくなります)。詳細は、Tableau Desktop 技術仕様 を参照ください。
- Tableau Desktopでは大規模データも扱えますか?
- はい、最近のノートパソコンであれば数億行程度のデータなら十分扱えます(列数に依存します)。TableauはインメモリデータエンジンテクノロジーであるHyperを採用しており、大規模データ処理を行えます。また、分析用の高速なデータベースにライブ接続すれば、数十億単位のデータを分析することも可能です。
- Tableau Desktopからデータベースの参照はどのように行いますか?
- 対応データベースであればネイティブ接続のためのユーザーインターフェースが用意されているので、URLやアカウント情報などを入力するだけで接続可能です(事前に適切なドライバー がインストールされている必要があります)。データソースへの接続方法は2種類用意されており、随時切り替えて利用することができます。一つ目の接続方法はライブ接続で、データソースとリアルタイムに接続する方法です。データソースに更新があった際には、その更新内容が分析にも反映されます(次の画面更新時)。二つ目の接続方法はデータ抽出で、データソースのコピーをローカルのメモリ上に構築する方法です。抽出作成後はローカルのコピーを利用して分析を行うため、オフラインで利用することも可能です。また、Tableau Readerで読めるパッケージドワークブック(.twbx)を作成する際には、この抽出を作成する必要があります。
- Tableau Desktopで一度作成した抽出を更新することは可能ですか?
- はい、Tableau Desktopで抽出の更新操作をすれば、再度データソースを読み込み、最新の情報で抽出が上書きされます。また、差分となるデータを与えることで、既存の抽出にデータを追加することも可能です。
- Tableau Desktopで抽出の更新を自動化することはできますか?
- Tableau Desktopでは抽出の更新は手動で行う必要があります。Tableau Server / Tableau Cloudを使えば、この作業を自動化できます。
- Tableau Desktopから異種複数のデータソースに接続して単一の分析にまとめることはできますか?
- はい、Tableau Desktopでは異種複数のデータソースに接続して分析を作成することができます。データ結合としてはリレーションシップ、ユニオン、テーブル結合、データブレンドの4手法が用意されています。ただし異種のデータ結合はクライアントパソコンのメモリ上に構築されるため、大規模データの結合には非常に長い時間がかかります。定常的にデータの結合を行う場合には、DWH上であらかじめ結合テーブルを作成することをおすすめします。
- Tableau DesktopからデータベースにアクセスするときにSQLを利用できますか?
- はい、Tableau Desktopは"カスタムSQL"を利用することによって、特定のクエリに接続することが可能です。
- Tableau Desktopからデータベースにアクセスするときにストアドプロシージャを利用できますか?
- はい、Tableau Desktopはストアドプロシージャを用いてデータベースに接続することが可能です。
- Tableauで整備済みのデータソースを再利用できますか?
- はい、Tableau Desktopはデータソースを保存可能です(.tds)。保存したデータソースを使用することで、整備済みのデータソースを再利用することが可能です。さらに、Tableau Server / Tableau Cloudではデータソースの管理・共有が行えるため、効率的な分析環境を構築できます。
- Tableau Desktopで開けない分析ファイル(.twb / .twbx)があるのですが。
- Tableau Desktopでは自身のバージョンよりも新しいバージョンのワークブックを開くことはできません。Tableau Desktopのバージョンアップを行ってください。
課題は解決しましたか?
解決しない場合はお気軽にお問い合わせください。
Tableau Prep Builder / Tableau Prep Conductor
- Tableau Prep Builderでは何ができますか?
- Tableau Prep Builderはデータ準備ツールです。複数のデータソースを組み合わせ、不整合な形式を統一し、不正な値を修正・削除するなどのクリーニング作業を行うことができます。他のTableau製品と統合されているため、完成したデータをTableau Desktopでプレビューしたり、Tableau Server / Tableau Cloudにパブリッシュしたりすることができます。また、外部データベースに出力することも可能なので、汎用的なデータ準備にもご利用いただけます。
- Tableau Prep Builderの動作環境は?
- Tableau Prep Builderは、64ビット版のWindowsおよびMacで利用可能です。詳細な仕様は、Tableau Prep 技術仕様 を参照ください。Tableau Desktopよりも要求仕様が高く、推奨される要件は、4コアCPU、16GB以上のメモリ、2GB以上のSSDとなっています。
- Tableau Prep Builderのライセンスについて教えてください。
- Tableau Prep BuilderはTableau Creatorライセンスをお持ちであれば利用することができます。Tableau Creatorライセンスはユーザーライセンスとなり、利用するユーザー1名につき1ライセンスが必要です。年額のサブスクリプションとなるので毎年更新が必要です。また、各ユーザーは1台のパソコンにTableau Prep Builderをインストールしてご利用になれます。詳細な使用条件は法律やライセンスについて について ご確認ください。
- Tableau Prep Builderを複数のパソコンにインストールして使うことは可能でしょうか?
- いいえ、Tableau Prep BuilderはDesktopとは異なり、1台のパソコンにインストールすることしか許可されていません。詳細な使用条件は法律やライセンスについて について をご確認ください。
- Tableau Prep Builderで作成したフローをスケジュール化して実行することはできますか?
- はい、Tableau Prep Builderに用意されている、コマンドライン・インタフェースとタスクスケジューラを用いることで、フローをスケジュール化して実行することが可能です。また、Tableau Server / Tableau CloudにTableauデータ管理アドオンを追加いただくと、Tableau Server / Tableau Cloud上でフローの管理・実行が行えるTableau Prep Conductorが利用できます。Tableau データ管理アドオンはServer展開のすべてのCreator, Explorer, Viewerの人数分必要です。
- Tableau Prep Builderの試用がしたいのですが使い方がわかりません。
- 当社ではTableau Prep Builderの初心者用テキストである『はじめてのTableau Prep』を無償提供しております。ぜひご活用ください。
課題は解決しましたか?
解決しない場合はお気軽にお問い合わせください。
Tableau Reader
- Tableau Readerでは何ができますか?
- Tableau Readerでは、Tableau Desktop / Tableau Server / Tableau Cloudで作成した、Tableauのパッケージドワークブック(.twbx)を開いて、インタラクティブに閲覧することができます。編集機能はありません。分析を閲覧する上で、フィルターを操作したり、ドリルアップ / ダウンしたりすることが可能です。ただし、分析の元データを閲覧するドリルスルー機能はReaderでは利用できません( Tableau Desktop / Tableau Server / Tableau Cloudのみの機能になります)。
- Tableau Readerは誰でも利用できるのですか?
- はい、Tableau Readerは、無償で提供されているアプリケーションであり、どなたでも利用可能です。パッケージドワークブック(.twbx)を社外の第三者に渡してTableau Readerで見ていただくことも可能です。
- Tableau Readerはどこで入手できますか?
- Tableau Readerは、Tableau Readerのページ から入手できます。
- Tableau Readerの動作環境は?
- Tableau Readerは、64ビット版のWindowsおよびMacで利用可能です。詳細な仕様は、Tableau Reader 技術仕様 を参照ください。
- Windowsタブレット端末でTableau Readerを使うことはできますか?
- 動作環境を満たしていれば基本的に動作しますが、Tableau Readerはタッチ操作に最適化されていないので、タッチ操作によるフィルター選択などに困難が生じる恐れがあります。
- iPadやAndroidタブレット端末、スマートフォンでTableau Readerを使うことはできますか?
- いいえ、iOSやAndroidではTableau Readerは利用できません。Tableau Server / Tableau Cloudの閲覧には、iOS / Android向けにタッチ操作に最適化されたモバイルアプリが用意されています。Tableau Server / Tableau Cloudの利用をご検討ください。
- Tableau Readerを使う上での注意点は何ですか?
- 重要なデータの取り扱いに注意が必要です。Tableau Readerで扱うTableauのパッケージドワークブック(.twbx)は、元データを全て内包したファイルとなります。そのためファイルサイズは大きくなりがちです。また、元データを全て内包しているため、仮にパッケージドワークブック(.twbx)が外部に流出した場合、元データが流出することとなります。Tableau Reader利用の際には、細心の注意を払ってファイルを管理しなくてはなりません。セキュアな分析共有を行うためにはTableau Server / Tableau Cloudの利用をおすすめします。
- Tableau Readerで閲覧するためのファイルを自動生成できますか?
- いいえ、技術的には可能ですがライセンス上許可されません。Tableau ReaderのEULAにおいて、「自動生成されたファイルをTableau Readerで閲覧してはならない」という規定があります。そのため、Tableau Readerで閲覧可能なファイルは、Tableau Desktopを用いて手動で生成されたパッケージドワークブック(.twbx)に限られます。詳細は、法律やライセンスについて をご確認ください。
- Tableau Readerでは大規模データも扱えますか?
- Tableau Readerで扱うTableauパッケージドワークブック(.twbx)が作成可能なデータ量の上限は数億行程度ですが、データ量が多くなると開くのに時間がかかるなど使い勝手が悪くなります。大規模なデータを扱う際にはTableau Server / Tableau Cloudのご利用をおすすめします。
- Tableau Readerで見る分析はデータを更新すると更新されますか?
- いいえ、更新されません。Tableau Readerで扱うTableauパッケージドワークブック(.twbx)は、ある時点のデータのスナップショットを内包したファイルであり、そのデータで固定化されます。分析を更新するためには、再度Tableauパッケージドワークブック(.twbx)を生成する必要があります。
- Tableau Readerからエクスポートは可能ですか?
- はい、Tableau Readerからは、PDF、画像、Excelへのクロス集計にエクスポート可能です。
- Tableau Readerの分析から元データをコピーすることができますか?
- Tableau Readerでは、ドリルスルー機能がなく、元データのコピーを行うことはできません(集計された結果をコピーすることは可能です)。ただし、パッケージドワークブック(.twbx)には元データが内包されているので、ファイルを解析するなどして元データを抽出することは容易です。
- Tableau Readerで利用する分析ファイルは暗号化されていますか?
- いいえ、Tableauのパッケージドワークブック(.twbx)は暗号化されていません。
- 不要なデータを削除するなど、Tableau Readerで利用する分析ファイルのサイズを削減する機能はありますか?
- はい、Tableau Desktopにおいて非表示にしたデータは抽出(元データのコピー)から除外されるため、利用しないデータを非表示にすることで分析ファイルサイズを削減することができます。抽出作成時に使用していないフィールドをすべて非表示にすることも可能です。
- Tableau Readerはファイルをストリーミングで受信・閲覧することはできますか?
- いいえ、Tableau Readerにはストリーミング受信機能はありません。オンライン環境で快適な閲覧を行いたい場合には、Tableau Server / Tableau Cloudの利用をご検討ください。
- Tableau Readerで開けない分析ファイル(.twbx)があるのですが。
- Tableau Readerのバージョンアップが必要です。Tableau Readerは、より新しいバージョンのパッケージドワークブック(.twbx)を開くことはできません。
課題は解決しましたか?
解決しない場合はお気軽にお問い合わせください。
Tableau Server / Tableau Cloud
- Tableau Server / Tableau Cloudでは何ができますか?
- Tableau Server / Tableau Cloudでは、Tableau Desktopで作成された分析を管理し、Web上でセキュアに共有することができます。ユーザーはブラウザーもしくはモバイルアプリでServerにアクセスし、閲覧権限のある分析をインタラクティブに閲覧することができます。また、ライセンスによっては、分析を作成したり編集したりすることも可能です。
- Tableau Server / Tableau Cloudを利用しなくてもTableauは使えますか?
- はい、使えます。ただし、Tableau Desktop / Tableau Prep Builderのアクティベーションを行うためにTableau Server / Tableau Cloudへのログインが必要となります。
Tableau Server / Tableau Cloudの利用はオプションです。Tableau Desktopで分析を作成し、Tableau Readerで分析を閲覧するならば、Tableau Server / Tableau Cloudは不要です。ただ、Tableau Desktopを使うためのTableau CreatorライセンスにはTableau Server / Tableau Cloudのライセンスが1つ付与されているので、次のQ&Aにあるメリットを享受するためにも、ご利用されることをおすすめします。
なお、iOS / Android端末による分析の閲覧や編集を行いたい場合には、Tableau Server / Tableau Cloudの利用が必要となります。 - Tableau Server / Tableau Cloudを利用するメリットとしては何がありますか?
- Tableau Server / Tableau Cloud利用のメリットは、大きく分けて3点あります。
1点目はセキュアな分析共有環境を構築できるという点です。厳密にユーザー管理を行うことで、プロジェクト / 分析ごとにアクセス可能なユーザーの制限が可能です。ユーザーに対する権限も、閲覧のみ、編集可能、上書き可能、ダウンロード可能…と細かに設定することができ、権限のある適切なユーザー間で分析の共有が行なえます。またパソコンやスマートフォン、タブレット端末などを用いて、いつでもどこからでも最新の分析にアクセスできる点も大きなメリットです。
2点目は分析作成環境の統制が行えるという点です。Tableau Desktopユーザーが個々にデータソースにアクセスして分析を作成するのではなく、Tableau Server / Tableau Cloudでデータソースを集中管理します。Tableau DesktopユーザーはTableau Server / Tableau Cloud経由で分析しやすいように整備済みのデータソースにアクセスし、分析を行えるようになります。
3点目は自動化です。Tableau Server / Tableau Cloudでは様々な機能をスケジューリングし自動化することができます。たとえば、毎朝決まった時刻にデータソースにアクセスして抽出を更新し、それに基づき分析を更新するとともに、PDFを所定のフォルダに出力、また分析のスナップショットを指定のユーザーに送付するといったことが可能になります。
以上、Tableau Server / Tableau Cloudを利用することで、Tableauの利用環境がよりセキュアで、より効率的で、より統制のとれたものとなります。 - Tableau ServerとTableau Cloudの違いは何ですか?
- Tableau Serverはオンプレミス版であり、自社でサーバーを構築・運用する必要があります。自社環境内やパブリッククラウド上に構築することができます。一方、Tableau CloudはTableau社がホスティングするTableau Serverです。Tableau Cloudを利用すれば、自社でサーバーを構築しなくてもTableau Serverの機能を利用できます。
- Tableau Server / Tableau Cloudでも分析の編集ができますか?
- はい、Tableau Server / Tableau Cloudには“Web編集”という機能があり、必要な権限が与えられていれば、ブラウザーもしくはモバイルアプリ上で分析の編集が行えます。ただし、その編集機能はTableau Desktopに比べて限定されています。分析をメインで作成される方はTableau Desktopを利用し、時折修正する程度という方はTableau Server / Tableau Cloudを利用する使い分けをお勧めします。
- Tableau Server / Tableau Cloudのライセンスについて教えてください。
- Tableau Server / Tableau Cloudはユーザーライセンスとなり、Tableau Server / Tableau Cloudにアクセスするユーザー1名に対して1つずつライセンスが必要になります。100名がTableau Server / Tableau Cloudにアクセスするなら100ライセンス必要であり、同時アクセスライセンスといった考え方はありません。あくまでもユーザーライセンスであり、一人の方が複数の端末からTableau Server / Tableau Cloudにアクセスしても問題はありません。
利用できる機能に応じてTableau Creator, Tableau Explorer, Tableau Viewerの3つのライセンスがあり、Tableau ServerとTableau Cloudのどちらを利用するかによって価格が異なります(購入時選択)。サーバーの利用に関しては、Tableau CreatorやTableau Explorerでは分析の作成や編集ができますが、Tableau Viewerは閲覧のみしかできません。 - Tableau Server / Tableau Cloudのアカウントを複数人で共有することはできますか?
- いいえ、できません。Tableauのライセンスは特定の個人に割り当てられるものです。複数人でアカウントを共有する使い方は許可されません。利用人数分のライセンスをご購入ください。
- Tableau Server / Tableau Cloudのライセンスは何本から購入できますか?
- Tableauの新規購入時には少なくともTableau Creator 1ライセンス以上の購入が必要です。Tableau Creator, Tableau Explorer, Tableau Viewerの各ライセンスは1本から購入可能です。
- Tableau Serverを運営し、社外の第三者から対価を取ってTableau Server上の分析にアクセスさせるサービスを提供することは可能ですか?
- はい、可能です。購入したライセンスを第三者(クライアントサブライセンシーと呼ばれます)に割り当て、Tableau Server / Tableau Cloud上で分析を閲覧するサービスを提供し、その対価を徴収することは認められています。ただし、サービス提供にはいくつか制約があります。詳しくは法律やライセンスについて を参照ください。
また、自社サービスにTableauを組み込んで利用することができる“Embedded Analytics”ライセンスを利用すれば、アプリケーション名の特定が必要、データソースは5つまでといった制約がありますが、通常よりも安価に利用できます。詳細は担当営業にご相談ください。 - Tableau Serverの動作環境は?
- Tableau Serverは、Windows及びLinuxベースで利用可能です。詳細な仕様は、Tableau Server 技術仕様 を参照ください。仮想環境上でも動作検証されており、Amazon Web Service、Google Cloud Platform、Microsoft AzureといったWebサービス上で利用することもできます。
- Tableau CloudとオンプレミスDBをつなぐことはできますか?
- Tableau Cloudから接続可能なDBは基本的にオンライン上のDBに限られるので、通常はパブリッククラウド上にDBのコピーをバッチで作成して、それに接続するという手法が採られます。また、ファイアウォールの内外をブリッジするTableau Bridgeと呼ばれるアプリケーションが提供されており、これを利用することでも、Tableau CloudからオンプレミスDBに接続することができます。
- Tableau Server / Tableau CloudはActive Directory(AD)と連携できますか?
- Tableau ServerはMicrosoft Active Directoryに対応しています。一方、Tableau Cloudは非対応なのでご注意ください。
- Tableau Server / Tableau Cloudはシングルサインオン(SSO)に対応していますか?
- Tableau ServerはSSOに対応可能です。SAML2.0、OpenID Connectに対応しています。また、Microsoft SQL Server等のKerberos認証にも対応しています。一方、Tableau CloudはSAML2.0のみの対応となります。
- Tableau Server / Tableau Cloudは多要素認証(MFA)に対応していますか?
- Tableau ServerおよびTableau Cloudは多要素認証に対応しています。Tableau Cloudでは2022年5月以降多要素認証が必須化されます。
- Tableauの分析をWebページに埋め込むことは可能でしょうか?
- はい、無償のTableau Public を利用すれば任意のWebページにインタラクティブな分析を埋め込むことが可能です。ただし、URLを知っていれば誰でも閲覧可能なので、全世界に公開されることになります。利用者を制限するためにはTableau Server / Tableau Cloudを利用してWebページに埋め込む必要がありますが、閲覧者が有効なライセンスを有している必要があります。
- スマートフォンやタブレット端末で分析を見ることはできますか?
- はい、Tableau Server / Tableau Cloudを利用された場合、Android / iOS向けのモバイルアプリ(無償)を利用することで、スマートフォンやタブレット端末から分析にアクセスし見ることができます。タッチ操作に最適化されたUIでいつでもどこでも最新の分析にアクセスできます。
- Tableau Server / Tableau Cloudで各端末に最適化したレイアウトを提供することはできますか?
- はい、Tableau Desktopにおけるダッシュボード作成時にデバイスレイアウト機能を用いることで、特定の端末に固有のレイアウトを定義できます。アクセスする端末に応じて適切なレイアウトが自動的に選択されます。
- Tableau Server / Tableau Cloudでコメントを付与することはできますか?
- はい、分析にコメントを付与したり、議論したり、シェアしたりできるコメント機能があります。Tableauを用いたコラボレーションがより効率的に行えるようになります。
- Tableau Server / Tableau Cloudによるメール通知は可能ですか?
- はい、Tableau Server / Tableau Cloudにはサブスクリプション機能があり、指定したスケジュールに従ってメールで分析のスナップショット画像やPDFを送信できます。サブスクリプションを利用することで、Tableau Server / Tableau Cloudにアクセスしなくても分析の参照が可能です。
- Tableau Server / Tableau Cloudによるデータ監視は可能ですか?
- はい、データドリブンアラート機能を利用することで、指定項目の値がしきい値を超えた際にメールで通知を行うことが可能です。
- Tableau Server / Tableau Cloudでは分析の世代管理は可能ですか?
- はい、Tableau Server / Tableau Cloudは分析単位の世代管理に対応しており、任意の世代に戻すことが可能です。
- Tableau Server / Tableau Cloudはマルチテナント管理に対応していますか?
- はい、Tableau Serverはマルチテナントに対応しています。一方、Tableau Cloudではマルチテナントは利用できません。
- Tableau Server / Tableau Cloudはアクセス解析を行えますか?
- はい、Tableau Server / Tableau Cloudはアクセス解析機能を有しており、よく利用されている分析やユーザーを抽出したりすることが可能です。
- Tableau Server / Tableau Cloudを自動化するための仕組みはありますか?
- はい、Tableau Server / Tableau Cloudではコマンドラインツール(tsm、tabcmd、データ抽出)、各種API(データ抽出、REST、JavaScript)が用意されており、スケジューラ等である程度自動化することが可能です。
- 分析ファイルを自動的に生成してTableau Readerで閲覧することはできますか?
- Tableau Server / Tableau Cloudのコマンドラインツールtabcmdでパッケージドワークブック(.twbx)をエクスポートすることは可能です。ただし、Tableau ReaderのEULAにおいて、「自動生成されたファイルをTableau Readerで閲覧してはならない」という規定があります。そのため、Tableau Serverで自動出力されたパッケージドワークブック(.twbx)をTableau Readerで閲覧する運用は許可されません。詳細は、法律やライセンスについて をご確認ください。
課題は解決しましたか?
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