JPコミュニケーションズ株式会社 様
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所在地:東京都港区
JPコミュニケーションズ株式会社様は、2014年に日本郵便の100%出資子会社として設立。全国約2万局の「郵便局」を活用し、全国展開はもちろん、戦略エリアを絞ったピンポイントでのアプローチも可能な広告媒体「郵便局広告」を提供されております。
「郵便局広告」を企業PRやプロモーションに活用していただき、お客さまの課題解決のために貢献されています。
JPコミュニケーションズ株式会社
働き方改革の取り組みとして、残業の大幅削減と生産性向上の解決策を検討。
定型業務の作業時間が約80%短縮し、本来取り組むべき仕事に時間を充当。業務の品質向上を実現し、社内で高い評価を獲得。
生産性の向上など、働き方改革の課題をRPAソリューション活用により、業務改革に取り組み中
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シナリオ(定型業務に必要なパソコン操作を記録)を起動させ、実行ボタンをクリック。
JPコミュニケーションズ株式会社様は、地域の安心と信頼の拠点として根付いてきた全国約20,000の郵便局を活用し、郵便局広告を中心に企業広告物全般にわたって企画・制作やイベントの企画・運営など、広告主さまの多様なご要望に沿ったサービスを提供されています。郵便局広告のご利用には広告物の審査が必要で、該社の媒体管理部が担当されています。
広告審査業務には、専門知識が必要とされる一方、審査依頼のメール処理や審査物の印刷や振分けなど、単純ながらも大量で定期的に発生する定型業務も多く発生します。そこで、RPAソリューション WinActor®を導入し、定型業務を自動化する仕組みを構築し、大幅に業務の効率化を実現されています。
WinActorの活用により、顧客応対や審査業務の品質向上の環境が整うなど、働き方改革に積極的に取り組んでおられます。
導入時、特にご評価頂いたポイント
- 海外製品が多いRPAソリューションの中で、ユーザーインターフェースやマニュアルなどが日本語対応で扱いやすい純国産製品。
- サポート・トレーニング体制が整っているうえ、スモールスタートに適した導入コスト体系。
WinActor 操作イメージ図
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1. WinActorを起動。
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2. WinActorのシナリオを表示。
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3. 実行ボタンをクリック。
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4. WinActorで作業中の業務を青で表示。
導入のきっかけ
働き方改革の取り組みとして、残業の大幅削減と生産性向上の解決策を検討
JPコミュニケーションズ株式会社様は、2019年4月から施行された働き方改革関連法に備えて、課題であった人員不足による各種の課題解決に取り組まれました。
中でも、媒体管理部では、本来の審査業務の準備段階で、繰り返しの多い定型作業に多くの時間がかかっていました。また、その業務を担う人員の確保にも苦労されていました。

解決策として、近年話題のホワイトカラー業務を効率化・自動化するRPAに着目。複数の展示会や講演会に出向き情報を収集し、各社のRPAソリューションについて、導入規模や拡張性、操作性、価格などの視点で比較検討。パソコン1台からスモールスタートができるコストパフォーマンスの良さと日本語対応の点からWinActorを有力視されました。
その後、弊社主催のハンズオンセミナーに参加され、WinActorの操作を体感。直感的なユーザーインターフェースに加えて、シナリオ(Windows端末で操作可能なアプリケーションの操作手順)作成もプログラミングなどの専門知識が不要で、充実したサポート体制が整っていることを評価されWinActorの導入を決定されました。
導入効果
WinActor導入前(目視、手作業での処理)


(例)
1日あたりの広告審査物の印刷作業時間
160分⇒10分 約94%時間短縮
「WinActor」導入後(WinActorシナリオ化による自動処理)

導入後の感想
定型業務の作業時間が約80%短縮し、本来取り組むべき仕事に時間を充当。
業務の品質向上を実現し、社内で高い評価を獲得
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主任 行田様(写真左上) 主任 桐島様(写真右上)
課長 平岡様(写真左下) 主任 坂元様(写真右下)
媒体管理部の課長平岡様は、「審査依頼のメール処理や審査物の印刷などの定型業務は、作業量の削減が難しく、人員リソースの確保も困難で、生産性向上の取り組みに限界を感じていました。WinActorの利用で定型業務の作業時間が平均80%短縮、中でも広告審査物の印刷作業は約94%が短縮され、本業務に携わる人材確保にも苦労がなくなりました。また、人為的なミスや作業量の負荷よるスタッフのストレスも削減、さらにRPA化により生まれた時間は、審査品質の向上や顧客サービスなど本来スタッフが時間をかけて取り組むべき業務に充てることができました。WinActorの活用は業務の品質向上と働き方改革に大きく貢献し、社内でも高く評価されました」とおっしゃっています。
今後の展開予定
定型作業の自動化を全社的に展開し、働き方改革に積極的に取り組むことを検討
媒体管理部では、審査業務に関する他の定型作業に加え、システムへの単純登録作業、定例のミーティングや会議の補助資料の作成、大型案件の見積もり作成補助など、RPA化に馴染む業務が多く、これらについても積極的に効率化に取り組まれます。
また、媒体管理部の取り組みが社内で高く評価されたことにより、今後は全社的に各部門で定型業務のRPA化を目指し、働き方改革に取り組むことを検討されています。
2019年8月発行
導入製品
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