シャープマーケティングジャパン株式会社
目白研心中学校・高等学校は、2023年に創立100周年を迎えました。建学の精神「主・師・親」は、「社会に貢献できる人になれるよう（主）、師とともにひたむきに学び（師）、自分を支えてくれる人々や環境に感謝の気持ちを持とう（親）」という意味で解釈され、100年経った今も私たちの教育活動を支えています。グローバル化が進む今日では、多様な価値観を受入れ協働できる人材が求められています。本校では真のグローバル人材育成を目指し、コミュニケーション・ツールとしての英語教育や海外留学プログラムを積極的に展開するほか、全教科において体験重視の教育活動を行っています。
こんなソリューションを
実現しました
- 板書をノートに写すのに多くの時間を費やし、プリント中心の授業になってしまっていたため、生徒間でのディスカッションの時間を確保できなかったり、写真・音声での視覚・聴覚に訴える授業が少ないという課題がありました。
- BIG PADを導入することで授業中の板書時間を大幅に短縮することができ、生徒間の議論や発表、問題演習の時間を増やすことで、より充実した授業ができるようになりました。
- プロジェクタを使用していた時は、電気を消すと生徒の集中力が切れてしまうことがありましたが、（BIG PADを使用すると）電気を消さず明るい教室で授業ができるため、生徒の集中力向上に繋がりました。
- 学級活動や文化祭など、生徒間のコミュニケーションの時間にBIG PADを活用することで、主体的な話し合いの機会を増やすことができました。
（左）中川 知紀 氏 （右）服部 修吾 氏
導入前の背景
生徒間のディスカッションなど、実践的な授業の実現が目標でした。
以前は、黒板へチョークで書いた内容を、生徒にノートを取らせたり、プリントの穴埋めを記入させていました。また、実験の際には、実験室の黒板に手順をあらかじめ書いておき、結果は紙の実験プリントに書かせて提出させていました。BIG PADを導入してからは、授業で使用する穴埋めの学習データを事前に配布し、タブレットに直接書き込んでも、印刷して書いても良いというスタイルで授業をしています。さらに、実験では顕微鏡をBIG PADに接続して観察対象を直接投影しながら説明できるため、的確な指示を出すことが出来るようになりました。プレパラートに付着したゴミを細胞と勘違いして一生懸命観察する生徒が格段に減ったという笑い話のような本当の話もあります。現状はタブレットで勉強している生徒が多いですが勉強の仕方は生徒自身に自由に選択させています。
選ばれた理由
サービス面に対する信頼度、機能面、価格面です。
BIG PADを導入する前は、他社の電子黒板やプロジェクタを使用していました。電子黒板は海外メーカーであったこともあり、不具合時の対応などに不満がありましたが、BIG PADを導入することでその不満も解消されました。また、機能面では、ディスプレイの解像度や輝度も高いため、以前使用していたプロジェクタと比べて画面サイズ以上に見やすいと感じています。また、画面表示とタッチのずれもほとんどないため、書き心地もよいです。
導入後の効果
充実した授業を実現することができました。
板書時間を削ることで、生徒間の議論や発表、問題演習に時間を回すことができ、以前より生徒の主体性も高めることができたと感じています。また、生徒のタブレットと連携することでより効率的な授業を行うことができています。他にも、板書内容を記録しておけるため、授業の開始時に行う前回授業の振り返りが非常に容易で、スムーズにその日の授業へ繋げられます。前年度学習した内容を提示しての復習をしたい際にも、簡単に過去のデータを共有することができます。授業以外では学級活動で使用する機会が多いです。クラスで決め事をした内容を一時記録し、翌週の学級活動に繋げています。
今後の展望
順次BIG PADに移行し、更に活用を進めて行きたいです。
現在、普通教室へのBIG PAD設置はすべて完了しておりますので、今までプロジェクタを使用していた特別教室を含めて、大きいサイズのBIG PADに移行しています。コストと品質のバランスが良いため導入教室を増やし、さらに活用していきたいと考えています。また、定期的に開催しているBIG PADの勉強会を通じて教員間のコミュニケーションをとり、学校全体でBIG PADの活用を促進していきたいです。
