
奈良県生駒市
生駒市は、奈良県の北西部に位置する市で人口は約11万7千人。西に標高642メートルの生駒山を主峰とする生駒山地、東に矢田丘陵と西の京丘陵があるなど、豊かな自然に加え、歴史、伝統産業といった魅力と、最先端の顔を備えた利便性の高い住宅都市です。災害の可能性としては、梅雨・台風等の浸水及び土砂災害と地震が主として考えられ、大規模災害に備えて自治体、民間企業、団体等と災害協定を締結しているほか、地域の方々で防災活動、救助活動に取り組む組織「自主防災会」のサポートもおこなっています。
こんなソリューションを
実現しました
- 会議時、テレビとプロジェクターを切り替えて使用しながら、報告事項や気象情報を映していたため、一度に情報をみて、判断することができませんでした。大規模災害に備え、対策本部内で継続的に情報共有を図る手段を、早急に確立する必要がありました。
- 複数の機器を切り替えて使うという面倒な操作がなくなったうえ、高品質な表示で、地図などの細かい情報も見やすく、情報共有が確実におこなえるようになりました。
- 災害時には、市役所内各班の報告と、気象情報や市内の被害情報などが一括で確認できるようになり、意思決定がより迅速に図れるようになりました。
- 平時でも、研修会やWeb会議などで活用できるようになり、多人数が参加する会議の開催が容易になり、業務効率化も実現しました。

石津 智子 氏
導入の背景
大規模災害に備え、対策本部内で継続的に情報共有を図る手段を、
早急に確立することが急務。
導入前は、65型テレビ1台とプロジェクター2台を会議室に備えていました。
会議時は、これらの機器を切り替えながら使用していたため、一度に情報を見て、判断することができませんでした。
令和3年度に開催した総合防災訓練の一環で、職員の災害対策本部訓練を実施したところ、情報共有が大きな課題として上がっため、大型ディスプレイの導入の検討が始まりました。

選ばれた理由
シャープディスプレイの豊富な導入実績と、使いやすさを高く評価
導入機器の検討にあたり、様々なメーカーのホームページを確認していたのですが、その中で、シャープのホームページに掲載されていたマルチディスプレイの導入事例を見て、豊富な導入実績があること、またサポートやサービスについても、体制が整っていることがわかり、Webサイトより問い合わせをしました。
担当者の方から、ディスプレイ導入におけるメリット・デメリットを明確に伝えていただけたことで、機器の仕様検討の参考となりました。
最終的に入札により業者選定し、導入に至りました。

導入後の効果
さまざまな情報を高精細表示で一括して確認でき、意思決定の迅速化を実現
複数の機器を切り替えて使うという面倒な操作がなくなったうえ、高品質な表示で、地図などの細かい情報も見やすく、情報共有が確実におこなえるようになりました。
災害時には、市役所内各班の報告と、気象情報や市内の被害情報などが一括で確認できるようになり、意思決定がより迅速に図れるようになったほか、平時でも、研修会やWeb会議などで活用でき、音声入りの動画も、大会議室の音響に出力し聞き取りやすくなるなど、多人数が参加する会議の開催が容易になりました。
今後の展望
訓練や実災害の対応を重ね、災害時の情報共有をさらに強化
導入後、幸いにも大きな災害等は発生していませんが、今後も訓練や実災害の対応などを重ね、必要な設備を整えるなど、誰もが安全安心に暮らせるまちを目指して取り組んでいきます。