1924年に仏教精神を根幹にした人格教育を理想に掲げ、武蔵野女子学院を設立。武蔵野女子大学を前身とし、2003年に武蔵野大学に名称変更。
2004年の男女共学化以降、大学改革を推進し12学部20学科、13大学院研究科、通信教育部など学生数13,000人超の総合大学に発展。
2019年に国内私立大学初のデータサイエンス学部を開設。2021年に国内初のアントレプレナーシップ学部を開設し、「AI活用」「SDGs」を必修科目とした全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」をスタートさせる。
さらに2023年に国内初のサステナビリティ学科を開設し、創立100周年を迎える2024年には国内初となるウェルビーイング学部を設置構想中。クリエイティブな人材を育成するため、大学改革を進めている。
こんなソリューションを
実現しました
- 従来の方法で配信作業を行っていた時は、コンテンツの入れ替え時に常に番組を作成していて時間がかかっていました。加えて、配信時間の間違いや配信漏れも起きていました。各課の依頼にも柔軟に対応できていませんでした。
- フォルダー内の画像を入れ替えるだけで表示コンテンツを更新できるようになり、配信準備にかかる時間を削減できました。
- 他部署にアカウント配付や権限設定ができるようになったため、新キャンパスでの導入もスムーズでした。
- UI(ユーザーインターフェース)が従来より見やすくなり、簡略化されたので配信作業が効率的になりました。
2週間のトライアルにより、操作性の良さを実感
従来の方法から、e-Signage S クラウドサービスに移行された経緯を教えてください。
大類さま:大学内で、オンプレミスで所有するものを減らしてクラウドサービスに移行するという機運が高まっていたためです。以前、オンプレミスでe-Signageを使用しているときは、ほぼ一人で作業しており属人化していました。加えて、コンテンツの配信作業が手間に感じていました。
具体的にはどのような点が手間に感じていたのでしょうか?
大類さま:配信を行うまで時間がかかっていました。従来はシステム上、時間の指定を間違える危険性がありました。1週間ごと番組を作り直し、時間を指定しなくてはならないためです。加えて、コンテンツの入れ替え時に、流したいコンテンツの番組を組み直す必要があるため手間に感じていました。
導入の検討をされるときに、他社の製品とも比較されたと伺いました。弊社のe-Signage S クラウドサービスを導入された決め手について、教えていただけますでしょうか?
大類さま:価格面、機能面を考慮して、シャープを含めて3社で比較しました。2週間程度のトライアル期間を経て、機能面の良さも確かめることができました。さらに、UIも変わっているので見やすくなったと思います。
菅原さま:検証して問題ないことを確認しましたし、以前からe-Signageを使用していたこともあり、採用を決めました。
コンテンツフォルダーのシンプル構成で、配信時間のミスを軽減
これまでのe-Signageと比べて、e-Signage Sでは更新作業を大幅に省略できるフォルダー連携機能があります。フォルダー内のコンテンツを入れ替えれば更新できるという形ですが、実際に使用いただき、機能面に関してはどのように感じましたでしょうか?
大類さま:簡素化されたのを実感しています。スケジュールと番組を固定しているので、配信の要望があったらコンテンツフォルダーの中身を入れ替えるだけで、コンテンツの更新ができるようになりました。
菅原さま:コンテンツを配信したいときに、柔軟に対応できるようになりました。例えば、土日に来る職員を対象に配信したいコンテンツがあるなど、依頼者の細かい希望に合わせた配信作業が楽にできるようになったのは大きいメリットですね。
学内のデジタルサイネージには、どのような情報を掲載されているのでしょうか?ポスターも併用されていますよね。
大類さま:学生向けの連絡事項や、教員主催のセミナー、イベント情報などを掲示することが多いです。
菅原さま:場所に合わせてポスターも併用しています。どちらにもメリットがあるので使い分けをしており、目を引きたいところではサイネージ、じっくり見せたいところではポスターを使用しています。
どこからでも配信設定作業などができるという特長については、いかがでしょうか?
菅原さま:千代田区にある武蔵野大学附属千代田高等学院へサイネージを追加する際には、オンプレミスだともう1つシステムを構築しなくてはなりませんが、クラウドサービスでは不要となります。また、学内VPNを繋ぐ必要もありません。
他に、クラウドサービスに移行したことで感じていただいたメリットはありますでしょうか?
大類さま:オンプレミスだと法定停電の際にサーバーのシャットダウンをしなくてはならないですが、クラウドだとそれは不要になります。
動画配信、コンテンツのテンプレート使用、無線配信など、さらなる効率化を検討
今後さらなる活用として検討されていることはありますでしょうか?
大類さま:各課からのニーズもあるため、動画の配信も検討していきたいです。
菅原さま:サイネージを横向きに置いているので、縦型のポスターはそのまま投影するので見にくくなってしまっていることが現状の課題としてあります。そのため、テンプレートがあると改善できると思います。
コンテンツの作成に関して、e-Signage S クラウドサービスをご利用の方は、無償で約200種類のテンプレートをダウンロードできるサービスがありますのでぜひご活用ください。サイネージの設置箇所の増加は検討されていますでしょうか?
大類さま:エレベーターホールや窓口などに、デジタルサイネージの縦型や、小さいサイズのデジタルサイネージの設置も検討したいです。
菅原さま:今は有線で接続して配信しているので、場所が固定されてしまっていますが、無線で配信できるとイベントで掲示するなど、今までよりも使用できる機会が広がります。
今後、e-Signage S クラウドサービスをさらにご活用いただけますと幸いです。
取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。
導入製品
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コンテンツ配信・表示システム
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インフォメーションディスプレイ
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55V型インフォメーションディスプレイ(PN-R556…6台)
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49V型インフォメーションディスプレイ(PN-R496…4台)
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コントローラーボード(PN-ZB03C…10台)