
神戸国際会館は、兵庫県神戸市の中心地・三宮にある複合施設。阪神・淡路大震災後に全壊したのち、1999年にコンサートホール、オフィス、商業施設、旅券事務所や銀行が入る大型複合施設として再建された。収容人数約2,000名のコンサートホール「こくさいホール」、地元のお店が集まる商業施設「SOL」など、文化の発信とにぎわいを創出するシンボル。
こんなソリューションを実現しました
- 液晶マルチディスプレイの老朽化に伴うリプレースにあたり、神戸のシンボル的施設にふさわしい、インパクトのある情報発信ができるような媒体へ進化させたいと考え、LEDディスプレイの導入を検討しました。
- 継ぎ目のないシームレスな大画面で、今まで以上に、質の高い情報発信が可能になった。
- くっきりと明るい画面で、歩行者の視線が集まり、発信する情報の訴求効果も高まった。
- 既存筐体を活かして設置可能。省エネで耐久性も高く、長期的な運用コスト削減にもつながった。

総務グループ
施設管理チーム兼企画チーム
三村 氏
導入の背景
三宮地域の往来に活用いただくエリアで、歩行者の目をひく情報を提供できるようにしたい。
神戸国際会館は、兵庫県神戸市の中心地である三宮にある複合施設です。2015年、当施設と地下鉄海岸線の駅、三宮地下街の合流地点で、待ち合わせにも利用される場所に、液晶ディスプレイを12台(縦3台×横4台)組み合わせたマルチディスプレイを設置し、館内での催し物や商業施設のイベント情報の放映を始めました。しかし、長年の利用により、ディスプレイごとの色味の違いや、ディスプレイの境目がくっきりと目立つようになり、美観上に懸念がでてきたこと、また、夏場の熱による劣化で、ディスプレイの入替頻度も増え、運用コスト面でも課題があったことから、リプレースを検討していました。
選ばれた理由
くっきりと見やすい表示で、省エネも実現。製品の信頼性やアフターフォローの観点からシャープ製を選択。
リプレースにあたり、表示媒体としての価値や、企業のイメージアップにもつながるようなディスプレイを設置したい、と考えていました。価格面だけを見れば、当然、海外製のディスプレイも検討しましたが、ディスプレイの設置場所は、三宮地域を往来するのに活用いただいている重要なエリアであること、また、神戸・三宮地区でのランドマークタワーとして再建された経緯がある弊社にふさわしいのは、国内製品であると判断しました。シャープ製LEDディスプレイは、くっきりと見やすい表示で、省エネを実現しているだけでなく、既存の筐体を作り替えることなく活用できることが、導入の大きな決め手となりました。シャープ製ディスプレイは、多数の納入事例があり、製品の信頼性も感じられますし、アフターフォローもスピーディな対応が期待できるなど、国内メーカー製品ならではの安心感があることも、シャープ製を選んだ理由です。
導入後の効果
映像の美しさに関する評価がアップ。施設としてのブランド力も向上。
当社はコンサートホールを所有しており、日々公演情報を放映していますが、映像の美しさという点は格段に良くなり、施設としてのブランド力も上がったと感じています。自治体からも放映の依頼が入り、地域のイベントや公共性のある情報も発信するようになりました。映像の美しさに関する評価が高く、多くの方に立ちどまってご覧いただいています。
2015年に設置したマルチディスプレイ

ディスプレイの境目が目立つようになってきた
今回リプレースしたLEDディスプレイ

ディスプレイの境目がなく視認性がアップ
今後の展望
広報としての活用はもちろん、防災情報など、地域に貢献
できるようなコンテンツも充実させ、役立つ媒体として進化
LEDディスプレイは、耐久性が高く、長期間にわたって安定した性能を維持できるので、媒体としての信頼性も増しました。今後は、熱中症予防や台風接近といった防災情報など、多彩なコンテンツを放映し、地域に貢献できるような媒体としても進化させたいと思います。