
ゴールドエッグ株式会社さまは、「お客様に満足度を提供する」を基本方針に掲げ、鶏卵及び鶏卵加工品の製造・販売を行なっており、2024年1月に創業60年を迎えました。食に対する考え方が変化する中、「安全性の確保・検証」「美味しさの管理」を徹底するとともに、「たまご」を通して和食という日本文化の発展と深化に寄与することで、お客様から信頼され、企業価値がさらに向上するよう、日々社業に邁進されています。
こんなソリューションを
実現しました
- 取引先からの鶏卵及び鶏卵加工品に関するFAX注文書の読み取り業務と、受注入力業務を自動化し、基幹システムと連携させ、さらなる業務効率を図りたいと考えていました。
- 注文書の情報を自動的に処理でき、作業の効率化を実現
- 専任者の業務負担も軽減され、処理数も大幅に向上
- 新技術を活用した取引プロセスのDX化推進を加速

執行役員 システム管理部長
桂川 宏さま
選ばれた理由
精度の高いOCRソリューションを実現
当社では社長による社内DX化への旗振りのもと、積極的に業務合理化を推進しています。その中でも、受注処理業務については、主にFAX、メールで送られてくる様々なフォーマットの注文書を、担当者が基幹システムに手入力していたため、注文書の必要な情報を素早く自動で取り出せ、基幹システムに自動登録できるシステムを導入し、社内のDX化を推進すべく検討を重ねていました。
当初、精度の高いAIを利用したOCRの導入を検討し、複数のシステムを試用してみましたが、認識の精度は高いものの、誤認識する場合もエラーにならず、人間によるチェックと修正作業が不可欠で、この手間をかけてでも業務効率化や費用対効果につながるかどうかの判断が難しい状況でした。そこで、他にもっと当社に合ったOCR製品はないかと調査をしていたところ、シャープマーケティングジャパンの「OCRソリューション」をWEBサイトで知り、詳細の説明を依頼しました。
初回訪問では、1帳票でのサンプルデータにて検証を依頼、後日、帳票を追加し検証を依頼しましたが、結果の報告がスピーディであったこと、また、抽出結果を取引先ごとに自動振り分けする機能を新たに要望したところ、約1か月後にはトライアル環境を提供いただき、社内での検証を順調に進めることができました。
シャープマーケティングジャパンの「OCRソリューション」は、正確に情報を抽出でき、担当者は、読み取れなかった注文書だけをチェック・手入力すればよく、大幅な作業の効率化を実現できるとわかり、導入を決定しました。
「OCRソリューション」 概要

*OCRエンジンには、「ABBYY FineReader Engine」を使用しています。
導入後の効果
業務の効率化を実現し、作業の負担を軽減
本ソリューションの導入前は、取引先からのFAXによる注文書の読み取り業務と受注入力業務を、専任者が対応していましたが、
導入後は、OCRによる自動読み取りだけでなく、基幹システムとのシームレスな連携が実現しました。
受付から受注完了まで、ほぼ自動で処理できるようになり、専任者の業務負担も軽減され、1日当たりの処理数も大幅に向上しました。
またOCR製品を導入したことで受注処理業務にとどまらず、OCR機能を利用した新たなシステム構想が浮かび実現し、さらなるDX化推進を進めることができました。

今後の展望
社内システムのさらなるDX化を検討
受注業務以外の社内業務についても、新技術を活用した取引プロセスのDXの推進を加速させ、ビジネスモデルや組織に変革を起こし、企業の成長と従業員の労働環境の改善に取り組んでいきたいと思います。