愛媛県を中心に四国で「ドラッグストアmac」などを展開する株式会社大屋は、もともとディスカウントストアとして創業。1999年にドラッグストアに業態変更したが、2015年から新たに生鮮食品を含む食品の品ぞろえを強化した「フード&ドラッグ」業態の展開を開始した。
ドラッグストアに業態変更する時期にシャープのPOSターミナルを導入。業態に合わせた運用を行ってきたが、2015年からタッチパネル式の縦置き型SSD搭載タッチターミナル「X750FSW」の導入を開始した。
大屋の現場支援管理グループ システムチームリーダー・執行役員の頼木敏文氏は、新システムの導入に至る背景を次のように語る。
「以前、ドラッグストアに業態変更するにあたって、シャープさんのPOSを導入したのは、シャープさんのヘルプデスクなどサポート体制の充実が魅力だったからです。その後少子高齢化などの要因で、ドラッグ業態のみでは集客に限界がくると考えるようになりました。こうした状況を踏まえてテナントが担当する生鮮食品コーナーを備えた『フード&ドラッグ』業態の開発を進め、2015年に4店オープンしています。このタイミングで、ドラッグストア業態とは異なるオペレーションに対応できる新しいPOSレジの選定を開始しました」
既存のドラッグストアについては、それまで使用してきたシャープのPOSターミナルの運用を継続。新業態店に限って新しいシステムを模索することになった。