導入事例

愛知県大府市教育委員会 様

  • 大府市教育委員会 様

    所在地:愛知県大府市

  • 石ヶ瀬小学校 様

    取材協力:石ヶ瀬小学校

愛知県知多半島の北端に位置する大府市は、人口約9万人の自動車産業が盛んな工業都市であり、2015年に市制施行45周年を迎えられました。

大府市教育委員会様は、市内にある小学校9校、中学校4校の合計13校を管轄されています。

「心身ともに健康で知恵と愛をもつ児童・生徒の育成」「まちを支える市民の豊かなライフスタイルの実現」を基本理念とし、魅力ある教育環境の整備と豊かなライフスタイルの実現にむけて、取り組んでおられます。

大府市教育委員会 : https://www.city.obu.aichi.jp/kyouiku/

石ヶ瀬小学校 : https://www.obu-c.ed.jp/ishigase-e/

昇降式スタンドに取り付け普通教室へ導入されたBIG PAD Campusは、より見える化された授業を展開し、児童生徒の理解や集中力を向上

大府市教育委員会様は、モラルを含めたICT教育の実現へ向け、市内の全小中学校13校に合計331台の60V型学校向けタッチディスプレイ BIG PAD Campus(PN-C603C)を導入。
着席時の児童・生徒の視線の高さに合あわせディスプレイの高さを手動で調整できる昇降式スタンドに取り付けたBIG PAD Campusは、普通教室や特別教室など小中学校の全教室に1台ずつ整備されています。

BIG PAD Campusは、電子教科書やオリジナル教材を表示したり、実物投影機やタブレットなどのICT機器と連携させ、個別・一斉・協働の三つのスタイルの学習をそれぞれ確立し、学びを深めておられます。
また、BIG PAD Campusに写真・音声・動画等の教育素材を大画面表示するなどフルに活用し、視覚的・聴覚的な支援効果を高め、よりわかりやすい授業の実践に取り組んでおられます。

  • BIG PAD Campusを用いた授業の様子

  • ハンドルを手動操作して、ディスプレイを見やすい高さに調整可能な昇降式スタンド。

導入時、特にご評価頂いたポイント

  • 照明を落とすことなく、明るい教室でも鮮やかな映像で見やすく表示ができ、照明の映り込みを抑えるAGフィルムを採用した液晶ディスプレイ。
  • ページめくりや拡大表示、画面切り替えなど、画面にタッチすることで、表示したコンテンツを手軽に操作できるタッチディスプレイ。

授業での活用例

  • 授業科目名:国語PowerPoint タブレット連携

    PowerPointで作成した資料をBIG PAD Campusに表示し、問題を提示。

  • 授業科目名:習字実物投影機

    書き方のポイントを赤ペンで書道の半紙に書き加えている内容をBIG PAD Campusに実物投影機を通じて表示。

  • 授業科目名:社会実物投影機

    オリジナルの資料をBIG PAD Campusに実物投影機を通じて表示。

  • 授業科目名:総合PowerPoint

    BIG PAD Campusにグループでまとめた資料を提示し、発表。

  • 授業科目名:算数PowerPoint

    BIG PAD Campusに表示した教材に先生や子供が指で書き込み。

導入のきっかけ

「フューチャースクール推進事業」の実証校で得た経験をベースに、学校現場にふさわしいICT教育の環境整備を検討

大府市教育委員会様は、2010年に総務省が推進するICT教育の実証プログラム「フューチャースクール推進事業」の実証校として市内の小学校が選定されたことをきっかけに、モデル校に電子黒板を導入。
しかし、導入台数が限られた共有設備のため、休憩時間内での電子黒板の教室への移動や授業準備には、時間的な制約や労力的な課題がありました。

市内小中学校全校に電子黒板を本格導入する際、効果的な活用のためには各教室に電子黒板1台の環境が必須要件と判断され、予算化。
電子黒板はスイッチひとつですぐに使える手軽さ、画面反応の早さ、どの先生にも操作しやすい使い易さなどの学校現場のニーズを重視、さらに、照明の映り込みを抑えた仕様などを考慮し、教育現場での利用に特化した製品であるシャープの60V型学校向けタッチディスプレイ BIG PAD Campus(PN-C603C)を導入されました。

導入後の感想

BIG PAD Campusは、児童の理解度を向上させる授業の見える化を図るとともに、授業以外のシーンでも活躍

  • 石ヶ瀬小学校の先生方(右から)
    教頭:渡部先生 校務主任:坂野先生
    6年担任:福井先生 教務主任:森岡先生

大府市石ケ瀬小学校の渡部教頭先生をはじめ、各担当の先生方は、「BIG PAD Campusに、映像や画像、PowerPointで作成した資料などのビジュアルなデータを表示させ、クラス全員の視線を集めさせることは、授業にメリハリをつけ集中力を高める効果があります。また、理解がしやすいように映像を止めて表示・拡大などが簡単に操作できるので使い勝手が良いです。さらに、実物投影機と連携させ、算数の立体図形を回転表示したり、図工の作成工程の手元を映したり、言葉だけの説明では伝わりにくい部分の視覚的な補助として活用しています。見える化された授業は、児童の興味関心を高め、理解度の向上にも役立っています。授業以外では、職員の研修や会議、保護者への説明会の時には、資料を提示するモニターとして利用するなど、導入したBIGPAD Campusを幅広く活用しています」とおっしゃっています。

今後の展開予定

教材の一元管理とライブラリー化するセンターサーバー構想で、授業準備の効率化、より充実した授業の実践等、電子黒板を活用した積極的な取組みを計画

  • 大府市教育委員会
    指導主事 土井先生

教育委員会 指導主事の土井先生は、全国では少子化などの社会現象がある中、大府市は子供数が増加傾向にあり、教育委員会として教育環境の整備は重要課題だと捉えています。

各校に設置しているサーバーを将来は市が管轄するセンターへ集約し、各校で利用している教材を一元管理・ライブラリー化することで、先生方の授業準備の効率化を図り、より充実した授業を目指しています。

将来は、電子黒板と連携可能なタブレット端末をひとり1台に近い環境へ近づけ、モラルを含めたICT教育の実現に向けてさらに取り組まれる予定です。

2017年1月発行

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