1948年、無線機などの電子機器メーカーとしてスタートした萩原電気株式会社は名古屋市に本社を置く技術商社。今では国内、海外に数多くのオフィスを展開し、「デバイス事業」「ソリューション事業」「開発生産事業」という3つの事業を柱に、最新の技術を提供している。
「我々が在籍するソリューションビジネスユニット事業は、インフラの構築やアプリケーションの開発を行っています。製造業のお客様が多いので製造現場に特化したシステム構築をし、ハードウェアと一緒にして販売を行う事業ですね。そのほか、自社でもCPUボードを作っているので、そちらは産業コンピューターといった形で装置メーカーさん等に収め、装置に組み込んで使って頂いています」と、第一ソリューション事業部の伊藤氏。
愛知という土地柄、取引先は自動車関連企業が大半を占めるが、長年培った信頼を基盤に、ターゲットユーザーの幅を広げつつある。
「お客様はやはり自動車関連企業が主体で、あとは工作機械、マテハンメーカーさんになります。いま力を入れているのは、世の中の潮流に沿ったIoTの分野ですね。ただIoTも広範囲に渡っているので、私どもは製造業のなかのIoTさらにセキュリティを含むビジネスを考えています」