導入先:京都産業大学 情報理工学部 様
京都市北区上賀茂本山
120V型 8Kインフォメーションディスプレイが拓く未来の生活を、実験住宅「ΞHome(くすぃーほーむ)」で体感できます
フルハイ解像度(1920×1080)の大型モニタを使用していたが、細かい文字がつぶれたり、リアル性に欠けるなど、表示品質に不満があった。大学研究室として最先端設備を取り入れるべく、大画面120V型・高精細8K解像度(7620×4320)インフォメーションディスプレイ導入を検討。
京都産業大学 情報理工学部
准教授 平井 重行さま
情報理工学部では、最新機器を設置したさまざまな施設を用意しており、「Ξhome(くすぃーほーむ)」もその一つ。壁や床、周囲のモノにセンサやディスプレイを埋め込み、インターネットサービスと連動する近未来のスマートハウスを作り、新たな生活スタイルを研究・提案しています。壁や床・天井もインタラクションの場と考えており、「身の回りの環境でこんな事が出来る」を視覚的に表現するのに、壁掛け大型モニタを活用してきました。TVを見たりゲームをするだけでなく、電子化されたコンテンツを活用したり、メディアアートを表示します。旧来の大型モニタ入れ替えに際し、新規導入機器はより高解像度であることを最重要視しました。
電子化されたコンテンツ、例えば「電子本棚」も高解像度であれば背表紙の文字がはっきり識別できたり、多彩な表示が可能になります。また、メディアアートもより精細に表現できるなど活用度が広がります。そのため、従来のフルハイ解像度ディスプレイから、高解像度8Kディスプレイへのリプレースは必然でした。さらに大学の研究施設として最先端設備を取り入れる使命もありました。当初、60V型×4面マルチ(4K解像度×4で8K相当)も検討しましたが、やはり8M-B120Cの他にはないサイズ感と、1枚ものの画面が醸し出す表現力が採用の決め手となりました。近未来のワクワクする生活環境を研究するにあたり、8Kディスプレイはメインデバイスとなっています。
■以前にLiDARセンサを用いて研究室で独自開発した マルチタッチ技術があり、それを8M-B120Cにも適用してタッチディスプレイ化を行います。高精細タッチ画面ならではの細かな表示と操作する際の感覚が魅力です。
■「発光する高精細ディスプレイ」がある家では、アートも楽しめます。CGやサウンド、センサなどによるインタラクション技術を駆使したメディアアートを複数人で操作するなど、芸術や遊びの要素を取り入れた新たな生活スタイルを体感できます。
高校生・保護者を対象としたオープンキャンパスの目玉の一つが、情報理工学部の施設ツアー。「Ξhome(くすぃーほーむ)」での近未来生活体験と、8Kディスプレイの高解像度/大画面デモが、来場者に大きくアピールする事が期待されます。また、8M-B120Cを打合せ用モニタとして研究室内ミーティングなどにも活用していますが、今後は書き込み機能の追加など、用途も一層広げていきたいと考えています。
2021年5月制作
8K液晶パネル搭載インフォメーションディスプレイ
8M-B120C(120V型)
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