第5回 スマート工場内の搬送系および協働ロボット利活用展
写真レポート
掲載日:2025年7月29日
シャープは、7月23日(水)から7月25日(金)まで、東京ビッグサイトで開催された「TECHNO-FRONTIER 2025(テクノフロンティア 2025)」内「第5回 スマート工場内の搬送系および協働ロボット利活用展」に出展しました。
物流の最適化を支援するロボティクスソリューションのほか、工場や倉庫における自動化・省人化を幅広くサポートする各種ソリューションを展示しました。


ロボティクスソリューション
スリム型スタッカー自動搬送ロボット
商品を箱単位で自動搬送する、シャープのスタッカーロボットを展示しました。幅700mmのスリム設計のACRは、狭い通路の両側の装置にアクセスができ、効率的なワークの出し入れを実現します。



自動棚搬送ロボット
自動搬送ロボット(AGV)が荷物の入ったパレットなどを作業者のもとに運ぶことで、作業者が定位置でピッキング作業がおこなえるGTP(Goods to Person)システムを展示しました。1t(トン)までの高重量物を運搬可能なリフトアップタイプの自動搬送機は、搬送物に合わせて移載棚を柔軟に変更できるのが特長で、本展示では収納の難しい長尺品の搬送をご覧いただきました。


左:AGVが移載棚の下に入ったところ 右:運搬中
工場での省人化、自動化ソリューション
設備点検DXサービス『WIZIoT(ウィジオ)』
「工場設備の点検がもっとスマートに!」現場から始められる設備点検DXサービスをご紹介しました。工場設備にあるさまざまな種類のメーター(アナログ・デジタル等)にも対応。スマホでメーターを撮影するだけでAIが数値を読み取り、点検記録から報告書作成までペーパーレスで効率化するデモンストレーションをご覧いただきました。




Dynabook社製スマートグラスを活用したピッキング支援ソリューション
倉庫でのピッキング作業時に必要な情報を、スマートグラスの画面上にガイド表示するデモンストレーションを体験いただきました。(矢印のある画像がスマートグラスでは見えています)
棚から目的の物品をすばやく正確に選び出すことを可能にし、ハンズフリーで作業に集中できるため、安全性と作業効率の向上に貢献します。




プライベートLTE対応 IoTブリッジ端末
プライベートLTE回線(sXGP(注1)、BWA(注2))にも対応し、Ethernetケーブルの引き回し課題を解決します。今回、デジタルピッキングシステムのバックホール回線としての利用だけでなく、IoTセンサ用ネットワーク、IoTカメラ(AIセンサ)、情報通信端末などのメンテナンス用ローカル通信路としての利用例などを紹介しました。また、災害時など、もしもの時に備えたレジリエンス機能も搭載しています。
- (注1)
免許不要で使えるプライベートLTE回線(1900MHz帯:Band39)
- (注2)
自営等BWA帯域(免許必要)(2500MHz帯:Band41)


高性能バーコードスキャナー搭載のハンディターミナル『RZ-H271』
Android搭載ハンディターミナルによる、バーコードの読み取り性能を体験いただきました。握りやすく、片手操作が可能なトリガーキーにより、作業効率の向上に貢献します。

