生育に重要な6成分の成分量を測定します

計測できる成分は次の6成分です。 いわゆる「肥料の3要素」と言われる窒素(硝酸態窒素・アンモニア態窒素)・リン酸・カリウムと、ミネラル分であるカルシウム・マグネシウムです。窒素は硝酸態とアンモニア態の形で土の中に存在するので、それぞれを計測します。この6成分が、作物の生育には特に重要とされています。
すぐ使える!土壌分析装置の使い方
測定前の準備と、測定後の手順については動画をご覧ください。
エア・ウォーター・バイオデザイン株式会社
土壌分析をもっと身近に!カンタン分析でバランスの良い適切な土づくりをサポート!
農作物の生育に重要な6種類の土壌成分を約14分(注)で測定します。
(注)試料液注入から成分濃度算出までの時間
光センシング技術と独自のカートリッジシステムを採用し、試薬調合作業が不要。誰でも簡単に計測可能です。
各成分の量をその場でチャート表示します。さらに、作物に適した肥料の種類や施肥量を提案します。
計測できる成分は次の6成分です。 いわゆる「肥料の3要素」と言われる窒素(硝酸態窒素・アンモニア態窒素)・リン酸・カリウムと、ミネラル分であるカルシウム・マグネシウムです。窒素は硝酸態とアンモニア態の形で土の中に存在するので、それぞれを計測します。この6成分が、作物の生育には特に重要とされています。
分析カートリッジは成分毎に部屋が区切られており、あらかじめ各成分の反応試薬が部屋毎に内包されているため、調合作業が不要です。また、土を専用の抽出液に浸してろ過した試料液(以下、土壌液)を装置にセットすると、カートリッジの各部屋に適量の土壌液が自動的に注入され、発色した状態を光センシングユニットで自動計測します。加えて、土の中の養分を溶かし出す抽出作業は従来、成分毎に異なる抽出作業が必要でしたが、本機では共通の抽出液で一括抽出を可能とし、簡単計測による短時間計測を実現しました。
分析結果として各成分の量をチャート表示し、併せて作物に適した肥料の種類や必要な量を提案するレポートを出力することができます。
エア・ウォーター・バイオデザイン株式会社でミニトマトの栽培実証をおこなった結果です。エア・ウォーター・バイオデザイン株式会社で行った検証では、分析結果に基づき不足していたマグネシウムを適正な時期に適量追加することで、収穫量が向上する効果を得ました。
土壌分析装置(EW-THA1J)の操作および分析結果の出力には、別途パソコンとプリンターが必要です。
(注)パソコンには「操作・分析ソフトウェア」のインストールが必要です。
型名 | EW-THA1J | |
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外形寸法(突起部は除く) | 幅318mm × 奥行162mm × 高さ153mm | |
質量 | 約4.5kg | |
外部インターフェース | USB2.0 タイプB(パソコン接続用:1点) | |
電源 | AC100V、50/60Hz | |
消費電力 | 7.9W | |
環境条件 | 使用温湿度 | 15~30℃、20~80% RH(ただし、結露しないこと) |
保管温湿度 | 0~50℃、20~80% RH(ただし、結露しないこと) | |
測定光源 | 3色LED(R、G、B)選択制御 | |
設置場所(注) | 直射日光、粉塵、水、温度変化を避ける |
(注)屋内の直射日光があたらない環境でお使いください。屋内でも、窓際などの直射日光があたる環境や、日光の影響を強く受けやすい環境、スポットライト下など、照度が高いもしくは変動している環境ではお使いになれません。
分析方法 | LED/フォトディテクタによる吸光計測 |
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処理能力 | 6項目、約14分 |
対応測定物 | 土壌 |
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サンプル量 | 1.0g(付属の土壌さじ すり切り1杯分) |
分析試薬 | 分析カートリッジ(別売) (20℃以下の乾冷暗所保管) |
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成分抽出液(別売) (室温保管) |
硝酸態窒素 | 1~50mg/100g乾土 |
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アンモニア態窒素 | 1~50mg/100g乾土 |
可給態リン酸 | 1~350mg/100g乾土 |
交換性カリウム | 1~200mg/100g乾土 |
交換性カルシウム | 1~1,000mg/100g乾土 |
交換性マグネシウム | 1~120mg/100g乾土 |