ポカよけとは？導入のメリットや具体例まで徹底解説！
ものづくりの現場で避けて通れないポカを防ぐことが、「ポカよけ」の役割です。
この記事では、「ポカよけ」を導入した場合のメリットやポカよけのための作業設計などについて解説します。ポカよけの導入を検討している担当者は、ぜひ参考にしてください。
目次
ポカよけとは？
ものづくりの現場で発生する人為的なミスを「ポカミス」とよび、ポカよけは、ポカミスを防止するための仕組みです。
ポカよけの方式は、大きく3つに分けられます。いずれもポカミスの予防または発見につながります。それぞれの方式について詳しく見てみましょう。
製造作業の前にポカミスの予防を検討
商品の製造過程の源流にさかのぼりながら検討し、製造技術上の原理的な問題点について対策を図るものです。ポカミスが発生する前に、原因となりうる問題を解決できます。そのため、不良発生を根本から防げます。
これにより頻繁に起こりやすいポカミスを減らし、より効率的に作業を進めやすくなるでしょう。
製造作業中のポカよけ
製造ラインの中に、ポカミスに反応するセンサーを設け、ポカミスが発生すれば、その都度アラームによって通知される仕組みです。アラームが鳴ったら製造途中の商品をチェックし、問題のある商品を取り除きます。
製造作業後のポカよけ
製造した商品について、それ以降の工程でチェックを行い、不具合があるものの混入を食い止めます。
このポカよけは、一度はポカミスの発生を許していることが特徴です。ただし、最終的にはチェックを入れるため、問題のある製品が次の段階へいってしまうことはありません。
後からまとめて検査を行えるため、効率的にポカミスを発見できるでしょう。
ハンディターミナルを活用したポカよけ導入のメリット
ポカよけにハンディターミナルを活用すると、さまざまなメリットがあります。どういったメリットがあるのかを説明します。
類似製品の取り違えを減らすことができる
ハンディターミナルを活用すれば、二次元コードやバーコードなどで商品を管理することになるため、類似製品の取り違えを減らせます。ハンディターミナルを使用しつつ目視でも確認を行えるので、チェック体制を強化できます。慣れていない作業員であっても、複数の類似商品の中から該当商品を確実に選ぶことができるでしょう。
棚入れ作業時に目視ではなくバーコードで管理できる
ハンディターミナルは、商品の棚入れ作業の際のポカよけにも役立ちます。目視のみで棚入れ作業を行うと、どうしてもポカミスが発生しやすくなります。しかし、ハンディターミナルがあればバーコードで商品を管理できるため、ポカミスを防ぐことが可能です。棚と商品の両方にバーコードがついているので、万が一ポカミスがあった場合でも、早期発見につながります。
作業データを保存できる
ハンディターミナルは読み取ったデータを保存できるため、作業時間や正誤実績を、一旦ハンディターミナルに保存しておけます。その後、PCなどにデータを転送することで、作業分析などができます。
例えばピッキングの場合、個々の作業員のピッキング個数やピッキング時間を正確に測れるため、作業員ごとに作業効率を比較できます。
「ポカよけ」のための作業設計
人がポカミスする可能性を、ゼロにすることはできません。ですから、ポカミスは必ず起きるものだと考えたほうがよいでしょう。必ず起きるポカミスを防ぐためには、ポカよけのための作業設計が必要となります。
なぜポカミスが発生するのかを検証し、ポカミスを防ぐためのアイデアを練ることが大切です。そのためには、現場の責任者だけでなく、従業員全員の視点を取り入れて考える必要があります。
「ポカミス」が発生するところを見つける
ポカよけの作業設計をするためには、ポカミスが発生するところを見つける必要があります。ポカミスが発生しやすいポイントは、ある程度決まっていることが多いです。
何人もの人が決まったところで同じようなポカミスをする場合、それは何か原因があると考えられます。ポカミスを防ぐためには、その原因を明らかにする必要があります。
上手に機械に頼る
ポカミスを確実に防ぐためには、上手に機械に頼ることも重要です。例えば、生産を始めるときや段取り替えの際、これから使用する材料などについているバーコードと製造指示書を照合することで、調合・配合のポカミスを防げるようになります。
人がポカミスをする可能性を考慮すれば、確実にチェックできる機械を取り入れたほうがよりよいことは明白でしょう。特に、軽量なハンディターミナルを使用すると、作業の邪魔になることもありません。また、耐落下衝撃性能や防水性能を備えているものであれば、どのような場所でも幅広く利用できるでしょう。
まとめ
ポカよけには、さまざまな方式があります。特に、機械を取り入れることで、大部分のポカミスは防ぎやすくなるでしょう。人は必ずポカミスをする可能性があるので、機械を適切に活用することが重要だといえます。
ハンディターミナルを活用すれば、効果的にポカよけを行えます。ビジネスの課題解決を目指すシャープマーケティングジャパン株式会社では、高機能なハンディターミナルを提供しています。耐落下衝撃性能や防水性能を備えていて、約30時間連続で使用できる「RZ-H260シリーズ」は、ポカよけに必要な機能が搭載されています。ハンディターミナルを導入して、効果的なポカよけの作業設計を行いましょう。
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