ロボホンソリューション展示会が開催されました
12月1日、東京・芝浦のシャープ東京ビル多目的ルームで「ロボホン(※1) ソリューション展示会」が開催され、21社34名様が来場されました。
この展示会は、シャープのロボホン認定開発パートナー(※2) 10社が開発した企業向けソリューションをお客様にご提案する場です。
会場では音声対話を重視した多くの「ロボホンソリューション」が展示されました。
ロボホンを介してのチャットや、ロボホンによるメール送信・メールの読み上げ、パワーポイントの読み上げという活用提案がされていました。
また、モデルハウスや博物館などでの活用を想定して、ロボホンと位置情報機器が連携し、ロボホンがその場に応じた説明をする仕組みも紹介されていました。
さて、当社展示コーナーでは…
当社も認定開発パートナーとして、ロボホンがホテルや店舗などで施設紹介や商品説明をしたり、ロボホンが受付対応をする「ロボホン・タブレット連携ソリューション」を出展しました。
その1 ロボホンが施設紹介や商品説明をする
ホテルや店舗で「お客様へご紹介したい内容を動画・静止画と連携しながらロボホンに説明してもらう」というソリューションが展示されていました。
利用シーンとしては、ホテルの施設やレストラン情報の紹介、店頭での新商品や人気商品の説明などがあります。
会場では、ホテルでの活用例を見ることができました。
「温泉のご案内」ボタンをタッチすると、お風呂の種類などを身振り手振り付きでロボホンが説明を始めました。
ロボホンが行う説明は日本語だけではありません。
英語・中国語(簡体・繁体)のコンテンツをテキスト登録しておけば、英語・中国語でも説明してくれるのです。
「朝食のご案内」英語版と中国語版をタッチすると、それぞれの言語で滑らかに説明するロボホン。
外国人観光客が増え続けている中、ホテルや空港、店舗などでのインバウンド対応にも役立つソリューションです。
その2 ロボホンがスムーズな受付対応
少人数の事務所では、受付に専任の担当者を配置できないため、内線電話が置いてあるケースをよく見かけます。
この無人の受付にロボホンを置き、オフィスから遠隔操作して、お客様来訪時の受付対応をスムーズにするソリューションが展示されていました。
お客様がロボホンに近寄ると、人感センサー機能でお客様が来られたことをロボホンが自動検知し、「いらっしゃいませ!」と話しかけてくれました。
お客様からロボホンに話しかけたり、ロボホンの頭に付いているボタンを押すことでも自動検知します。
オフィス内では、ロボホンと連携したタブレット端末に、通知音と共にロボホンに搭載されているカメラの映像が表示され、お客様が来られたことがわかります。
お客様がロボホンに話しかけた音声も、タブレット端末で確認することができます。
オフィスの中から、「少々お待ち下さい」などの定型メッセージをタブレット端末で選択し、ロボホンに発話してもらうことができるので、お客様も安心します。
定型メッセージは導入されたお客様側で登録が可能です。また、発話は定型メッセージだけでなく、キーボードから入力したフリーメッセージも可能だそうです。
無人の受付で来訪者自身が内線電話をかけて担当者を呼ぶのではなく、お客様がロボホンと対話することでお客様の満足度が高まる事例です。
少人数体制で忙しいオフィスや店舗をロボホンがお手伝いするロボホン・タブレット連携ソリューション。英語と中国語での説明もできるという一面も見ることができました。
(※1) ロボホンは音声対話による操作が可能なモバイル型ロボットです。
(※2) 法人様向けロボホンアプリケーションの開発・販売をシャープ株式会社が認定した企業。